昨今、新型コロナウイルスの影響により外出自粛せざるを得ない状況となっていますが、
美術館に行きたい!
そう思う方も多いのではないでしょうか、私は思います
そうは言っても、まだ休業中の美術館や、イベント・展覧会の中止など、普段通りに見たい美術作品を見に行けないことも多い
そこで、今回は家で絵画を楽しもう!ということで、様々な絵画について紹介していきます。
まずは定番から
『モナ・リザ』
1503年~1506年頃に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチ 作の絵画で、現在はルーブル美術館に所蔵されている世界で最も有名な絵画である。
モデルはリザ・デル・ジョコンド(フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻)であり、ダヴィンチが、フィレンツェの商人であったフランチェスコ・デル・ジョコンドから依頼を受けたことにより描いたとされている。
ダヴィンチといえばこちらも
『最後の晩餐』
1495年~1498年頃に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチ 作の絵画で、ミラノのサンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会の食堂の壁に描かれている。
作品名の通り、イエス・キリストが逮捕される前の晩、イエス・キリストと12使徒による最後の晩餐の様子で、イエス・キリストが、「12使徒の中の1人が私を裏切る」と発言した際の場面が描かれている。
画材の組み合わせや環境により損傷が激しく、何度も修復が繰り返されたことによりオリジナルが残っていない部分もあるそうですが、個人的には好きな絵画なので一度見に行きたいです。
こちらもかなり有名
『真珠の耳飾りの少女』
1965年頃にヨハネス・フェルメールにより描かれた絵画で、オランダのマウリッツハイス美術館に所蔵されている。
一説によると、モデルはフェルメールの娘のマーリアだという意見もあるが、この少女は実在の人物ではなく、想像で描かれたものだという説が一般的となっている。
少女の眉が描かれていないことや、悲しそうにも見える目、微笑んでいるようにも見える口元から、様々な表情に見えるという意見が多く、「オランダのモナ・リザ」とも称される。
黄色と青は補色であるということもあり、一目で印象に残る作品ですね。
ゴッホ独特のタッチで描かれる
『星月夜』
1889年にフィンセント・ファン・ゴッホにより描かれた絵画で、アメリカのニューヨーク近代美術館に所蔵されている。
この風景は、当時ゴッホが入院していた部屋から見えた夜の村の風景をもとに想像して描いたものである。
夜空の渦は激しいエネルギーを感じさせるのに対し、ヨーロッパでは「死」を意味する糸杉が左側に描かれていることから、闘病中のゴッホの中に渦巻く感情を表しているかのように思える。
ゴッホの自画像もそうですが、絵のタッチが好きです。
『睡蓮の池』
1899年にクロード・モネによって描かれた絵画で、神奈川県のポーラ美術館に所蔵されている。
睡蓮を植えた水の庭の上に、浮世絵の影響を受けた日本風の橋をかけたモネ自作の庭の風景が描かれている。
『睡蓮』は約250作にも及ぶモネのシリーズ作であり、この作品もその一つである。
こちらも絵のタッチが繊細なところと、個人的に風景画がすごく好きです。『睡蓮』シリーズの中でもこの『睡蓮の池』が一番かもしれません。
やっぱりモネ
『プールヴィルの断崖の上の散歩』
1882年にクロード・モネによって描かれた絵画で、アメリカのシカゴ美術館に所蔵されている。
フランスの海辺の避暑地であるプールヴィルの崖から見た風景が描かれており、奥に立つ二人の女性はおそらくモネの娘と再婚の妻であると考えられている。
草のタッチや、光る水面から、爽やかな風が吹いている様子が伝わってきます。
世界で最も有名な絵画の一つ
『春(プリマヴェーラ)』
1482年頃にサンドロ・ボッティチェッリによって描かれた絵画。イタリアのウッフィツィ美術館に所蔵されている。
絵画の寸法が203 cm~314 cmと大きいのが特徴。
この絵画に描かれているのは神話の登場人物であり、赤い布をまとった中央の女性がヴィーナス、その頭上にはキューピットがいる。ヴィーナスが愛と美の女神であることや、オレンジが実り、花が咲き乱れている様子から、結婚を祝う愛の絵画だと捉えられるが、「死」をテーマにしているという説もある。
サンドロ・ボッティチェッリといえばこれも
『オフィーリア』
1851年~1852年にジョン・エヴァレット・ミレーによって描かれた絵画。ロンドンのテート・ブリテンに所蔵されている。
横たわっている女性はオフィーリアであり、シェイクスピアの戯曲である『ハムレット』に、ハムレットの恋人として登場する人物である。
このシーンは、オフィーリアが花輪を枝にかけようとして転落し、川底に沈んで死んでしまう前に歌を口ずさんでいる様子を表している。
『二人の姉妹(テラスにて)』
1841年~1919年にピエール・オーギュスト・ルノワールによって描かれた絵画。アメリカのシカゴ美術館に所蔵されている。
セーヌ川に浮かぶシャトゥー島にあるレストランのテラスでの場面が描かれている。後に女優として名を馳せたジャンヌ・ダルロが姉役として描かれているが、妹役のモデルは明らかになっていない。
帽子や毛糸玉、花の色鮮やかさが印象的な作品。
ラファエロの名作
『アテナイの学堂』
1509年~1511年にラファエロ・サンティによって描かれた絵画。バチカン宮殿のラファエロの間と呼ばれる4つの部屋のうちの一つである「署名の間」の壁に描かれている。
哲学をテーマとして、ソクラテスやアリストテレスなど、古代ギリシャの哲学者や数学者が多く描かれている。
大勢の人物の配置や遠近法を用いた構成が特徴的な作品。
~最後に~
10作品の紹介してきましたが、皆さんが好きな絵画は入っていたでしょうか
モネの作品は昔から好きでしたが、
今回絵画を見るだけでなく作品の背景も調べたことにより、それぞれの絵画の良さが分かりました。
こうやって画面上で気に入る絵画を見つけて、見に行きたいと思うものを見つけるのもいいですね。
参考文献
『モナ・リザ』
『最後の晩餐』
『真珠の耳飾りの少女』
『星月夜』
https://media.thisisgallery.com/works/gogh_02/
『睡蓮の池』
『プールヴィルの断崖の上の散歩』
『春(プリマヴェーラ)』
『オフィーリア』
『二人の姉妹(テラスにて)』
『アテナイの学堂』